海抜800メートルを超える高地にある高野山は、すでに
紅葉の見ごろは過ぎていましたが、名残りのもみじにその
盛りを想像することができました。
年に一二度日帰りで訪れる高野山ですが、今回初めて一泊
するという計画を立ててみました。
高野山には旅館やホテルといった宿泊施設は無くて、宿泊は
宿坊寺院にてすることになります。
今回は一乗院という宿坊にお世話になりました。
立派な門をくぐると寺院建築の見事な玄関です。
若干緊張しながら案内を乞うと、親切で丁寧な物腰で修行中と
思しきがお坊さんが迎え入れてくれました。
案内されたお部屋は、純和風で、やや控えめな照明と相俟って
気持ちの落ち着くお部屋です。
大きめの窓からは中庭が見えます。
そして楽しみな夕食は精進料理だったのですが、あまりに美味しく
て、それを表現する語彙を私が持っていないことを改めて自覚させられました・・・
翌朝、雨の奥の院を参拝、まだ人もまばらな奥の院に続く杉木立は
清々しく気持ちが良いです。
燈籠堂の僧侶によると、この日の朝初めて吐く息が白くなったそうです。
高地には冬の足音が近づいているのですね。
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