日本橋工房のブログに衝撃のコードヴァンクリーニング
(水洗い)の様子がアップされていました。
(靴のお手入れ相談会まとめレポート~ついにやっちゃいましたコードバン丸洗い!!~)
長いタイトルですが衝撃画像が満載ですのでよろしければ
ご覧ください。
改めてお手入れの選択肢はたくさんあるのだと感じた次第です。
当工房でもオールデンを始めとするコードヴァンケアのご依頼や
お問い合わせを、ほんとにたくさん頂戴しています。
このブログでも過去に何度かコードヴァンケアの記事をアップ
させていただいています。
今回は
長い月日履きこんだコードヴァンケアのご紹介をしたいと
思います。
といっても通常のケアと手順が大きく変わるものではないのですが・・・・・
上の画像のお手入れ用品を使ってケアするのはこちらのVチップです。
過去のお手入れで十分に油分が馴染んでいるコンディションです。
このままではコードヴァン独特のツヤに戻すのは難しそうなので、
汚れ落としと古いクリームのクレンジングを徹底的に施します。
まずは
平野ブラシ馬毛(税込価格4410円)で靴に付いてしまった
ホコリを丁寧に掃っていきます。
この作業は必ず行ってください。
皮革の表面に砂などが残っていますと後ほどの作業時に傷をつけて
しまうことがあります。
次にクレンジングなのですが、この作業もしっかり行う必要があります。
リムーバークロスに少量のステインリムーバーを付けて、靴表面をクレンジング
一回当たりの量は少量ですが、古いクリームの残留分が多かったのでこの
作業を繰り返し行いました。下の画像が片足分をクレンジングしてのリム
ーバークロスの状態です。
古いクリームが相当落ちているのがわかります。
次はクリームを塗っていきます。
今回は
クリームナチュラーレ(税込価格2100円)のバーガンディ色を
ペネトレイトブラシ(税込価格420円)で塗りました。
分量は米粒大で2~3粒分程度を靴全体に素早く塗ります。
平野ブラシ馬毛で磨きこんでいきます。(最初のホコリ落としに使ったものとは
別のブラシをご用意ください)
今回はクレンジングをしっかりと行いましたので、クリーム塗りから
ブラッシングの作業を2回繰り返しました。
最後に乾拭きなのですが、いつものお手入れより少し多めのクリームを
塗っていますので、
グローブクロス(税込価格525円)で拭きあげて
います。
この作業では磨きこむ様に仕上げました。
画像では照明が反射してしまって白っぽくなっていますが、実物は
強めのツヤ感と深い色合いで良い感じで仕上がっています。
履きこまれたコードヴァンはクリームもたくさん吸っていますので、
お手入れの数回の内1回はややしっかり目のお手入れで、このように
復活してくれます。
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