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2012年 12月 24日

レッドウイング・ベックマンをケア

私、レッドウイングが好きです。
といって薀蓄を語れるようなマニアではないのですが・・・

私物のベックマンです。
レッドウイング・ベックマンをケア_b0226322_12292089.jpg

画像向かって右側、左の爪先の傷が気になります。

レッドウイングはオイルをしみ込ませたアッパーレザーに特長が
あり、経年変化によるエイジングの妙を味わえます。

お手入れもオイルの濃度の高いものが良いとされていたりします。

その通りだと思いますが、どうしてもアッパー表面にオイルの粘りが
残ってしまってべた付くんですよね。

そうしてホコリがダマ状になってお手入れが億劫になります。

役得で私物ベックマンをお手入れをさせていただきます。

できればオイリーになり過ぎないようにしたいと思います。

最初に馬毛ブラシでホコリを掃い、M.モゥブレイ・ステインリムーバー
で古いクリームをクレンジングします。
レッドウイング・ベックマンをケア_b0226322_12465727.jpg


靴の色はブラックチェリーですが、塗るクリームは、
レッドウイング・ベックマンをケア_b0226322_12482538.jpg

M.モゥブレイ・プレステージクリームナチュラーレ 
税込価格2100円


このクリームナチュラーレのバーガンディを選びました。

靴本体の色からするとかなり薄く明るい色に見えます。

果たして大丈夫なのか?
レッドウイング・ベックマンをケア_b0226322_12552099.jpg

しっかりクリームナチュラーレを塗っていきます。

その後豚毛ブラシでブラッシングをしました。
レッドウイング・ベックマンをケア_b0226322_12562611.jpg

気になっていた左爪先の傷も目立たなくなっています。

色も濃く深くなっています。

そうなんです。クリームナチュラーレは皮革の奥深くに浸透する
良質なクリームです。

ですので、クリームの色成分で着色するのではなく、浸透することで
靴の元色を活かすという発想なんです。

いいことばかりのようですが・・・

ですが・・・ツヤが出過ぎだ!!

創業者の名前が使われるだけあって、ベックマンはレッドウイング
のなかでもちょっとドレッシーな位置づけの靴です。

ツヤ履きも大いにありだと思います。

しかし、どちらかというとカジュアルで履きたい私にはこのツヤ
はちょっと強すぎるのです。

そこで、登場するのがR&Dの看板クリーム
レッドウイング・ベックマンをケア_b0226322_1365824.jpg

M.モゥブレイ・デリケートクリーム 本体価格1000円+税 
(画像はラージサイズ 本体価格6000円+税) 

デリケートクリームを少し多めに塗って仕上げました。
レッドウイング・ベックマンをケア_b0226322_13124364.jpg

デリケートクリームの通常の使用方法としては、ステインリムーバー
でクレンジングの直後、つまりクリームを塗る前の段階での使用を
オススメしております。

ですが、今回は、ツヤを少し抑える為に敢えてクリームで仕上げた後に
塗っています。

クリームナチュラーレの補色力と浸透性(オイル仕上げの靴に潤いを浸透)
でしっかりケアをして、やや水分量の多いデリケートクリームで最終仕上げを
施すことで落ち着いた状態にすることができます。

表面もヌメヌメしてないですよ。

オイル系レザーにこのお手入れ方法は潤いを浸透させることができるので、
オイルを直接塗りこむのと大差ない仕上げになります。

むしろ潤いはより深く浸透しているように思います。
ベックマンの革は相当硬いのですけど、このお手入れをすると柔かさが出てきます。








レッドウイング・ベックマンをケア_b0226322_15423440.jpg

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by osakamituise-care | 2012-12-24 13:21


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