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2013年 03月 30日

アニリンカーフとデリケート、二つのクリームの違いについて

大阪市内各所の桜は見ごろを迎えて、花見の名所では賑やかな
んでしょうね。

桜花を愛でながら、その下で宴を楽しむ日本人の感性は良いなぁ
と思います。

ただ今年の桜は早咲きですね。

来月5日に本社へ出張予定があり、夜にでも隅田川か上野公園の桜を見
に行きたいと思ってましたが、この分では葉桜も期待薄ですね。

靴を作る時の「型」、これを木型といいますが、昔は山桜の木などを
使っていました。

今ではそのほとんどがプラスチック樹脂製です。

桜の木でちょっと思い出してしまいました。

一足の革靴が出来上がるまでには、革はもちろんの事、副資材もたくさん
天然自然のものから頂戴してるのですね。

靴を大事にしなくてはと改めて思います。

R&D不滅の定番クリームがあります。
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アニリンカーフクリーム 税込価格945円
デリケートクリーム 税込価格945円


この二つのクリーム、使用目的が明確に違います。

まずはアニリンカーフクリームです。
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アニリン=水性染料の名前です。

アニリン仕上げの靴はシミになり易く、扱いがデリケートなのでケアの時に
少し神経を使います。

そのようなアニリン仕上げにも対応しているツヤ出しのクリームなんです。

成分表示にもロウの記入がありますが、通常のM.モゥブレイ・シュークリームジャー
と比べるとロウ分は少なくなっております。


もう一方のデリケートクリームは・・・
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見た目の質感がアニリンカーフクリームと比べると、しゃばしゃばしたゼリー状
です。

こちらの成分表示はラノリンとあります。

ラノリンとは羊毛から抽出される成分で、精製度の高いものですと、
ヒトの体用の保湿剤として用いられたりします。

デリケートクリームは保湿保革用のクリームです。

ロウ分が入ってないためツヤ出しには不向きですが、ラノリンなどの
有効成分が皮革繊維の奥にしみ込むため、繊維の緊張を緩めてしなやか
で強い皮革にしてくれます。

因みに、皮革が乾燥した状態だと、繊維の緊張が高まり、硬いのだが
脆い状態になっています。甲革だと履きシワが割れやすくなったり、
底材では削れ易くなっています。

この二つのクリームは役割が違いますので、同時に使用することが
出来ますよ。

先に、デリケートクリームで保湿をした後、アニリンカーフクリームで
しっとり落ち着いたツヤ出しをすれば、双方の効果を最大限引き出すことが
できます。





















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by osakamituise-care | 2013-03-30 18:01


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