磨きオヤジTでございます。
1966年の6月30日はビートルズが来日公演した。
日なのだそうです。
公演を行った武道館がビートルズ以来音楽の聖地になった
のはあまりにも有名ですね。
そういえば学生時代に所属していたブラスバンドでは
ビートルズの多くのヒット曲を定番で演奏していました。
懐かしい・・・。
いま猛烈にビートルズが聴きたくなっています。
閑話休題。
本題です。
傷、履きジワなどで厳しいコンディションの靴です。
特につま先の劣化が激しい状態です。
トラディショナルワックス 本体価格1500円+税
ポリッシングコットン 本体価格400円+税
従来のワックスよりも薄塗りで鏡面仕上げにできる
トラディショナルワックスで敢えての厚塗りに挑戦
してみました。
ワックスを厚塗りすることで、瑕疵や皴などをある程度
目立たなくさせることができます。
さっそく作業開始です。
指に巻き付けたポリッシングコットンで普段の鏡面仕上げ時
よりも多めのトラディショナルワックスを取り、靴に塗っていき
ます。
(トラディショナルワックス上を指先で20回程度回転させながら取りました)
”べっとり”という表現になるくらいの量感です。
そして水を乗せたら、何時もの要領で鏡面磨きです。
指先で小さな円を描きながらギラギラしてくるまで磨きます。
このくらいギラギラしたら、横や縦方向に直線的に円を
潰すように指先を動かします。
厚塗りを三回繰り返し上の画像の仕上がりになりました。
検証の結果としては、相当程度傷などを覆い隠すことができました。
しかしながら、限界もあって画像を確認していただくと、ストレート
チップの切り返し部分を中心にムラ感がありあまり綺麗ではありません。
また、キャップの部分にまでシワが入ってますので、この状態から
歩き出すとシワに入れたワックスが割れます。
今回は厚塗り検証の為、シワ部分にもワックスを厚塗りしていますが、
実用的にはつま先から3分の2程度までがワックス厚塗りの範囲だと
考えます。
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